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十勝にロケット射場を 道スペースポート研究会

新射場整備のために「地域一丸となった取り組みを」と語る伊藤理事長

 北海道スペースポート研究会主催の第3回研究会(十勝圏航空宇宙産業基地構想研究会共催)が帯広信用金庫中央支店で開かれた。NPO法人「北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)」の伊藤献一理事長が「十勝における広域宇宙センター構想について」と題して講演した。

 約40人が参加し3月27日に開催。伊藤理事長は、国内のロケット射場が現在、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所と種子島宇宙センターのみで「1カ所だけでは機能が維持できない」と新射場整備の必要性を指摘した。

 種子島から打ち上げる場合、エネルギー損失の問題点もあるとし「北海道から打てば、衛星の性能も良くなる。特に大樹から豊頃の海岸は世界的に見てもこんなに適切な場所はない」と語った。

 新宇宙基本計画では2015年度に射場の在り方の検討に着手するとされ、新射場整備には「人口減少対策や産業振興など、地方創生として地域でどう生かすのかを考え、行政・民間・地域が一丸となって推し進める必要がある」と強調した。
(津田恭平)

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