利別小照井さんがピアノ全国大会へ 池田
【池田】利別小学校6年生の照井くららさん(12)が、「第24回グレンツェンピアノコンクール道地区大会」(2月、札幌市)で金賞に輝いた。照井さんは6月下旬に東京で開かれる同コンクール全国大会への切符を3年連続で手にした。「全国では(最高賞の)金賞を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。
照井さんは5歳のときにピアノを始めた。2013年から3年連続で同コンクール道地区大会に出場して入賞(優秀賞、銀賞、金賞)した。同大会の金賞は初めてで「金賞に届かないと思ったので受賞してびっくり」と語る。
今年は、6年生になって児童会長も務める中、中学校受験や、バイオリン、書道など他の習い事もあって多忙だった。しかし、週5回1~2時間のピアノ練習は欠かさず、コンクール直前にはピアノのレッスンも週2回に増やしていた。
指導に当たる遠山雅代さん(町利別と帯広でピアノ教室主宰)は「直前まで仕上がりに不安もあったけど、本番で本来持つ力を発揮できた。まじめな性格なので、今後も練習を重ねて全国大会で初の金・銀・銅賞に入ることを期待している」と語る。
照井さんは4月から藤女子中学校(札幌)へ進む予定。「ピアノは難しいけど弾けたときの達成感が魅力。環境が変わっても練習を続けて、全国大会では今まで通りの演奏をしたい」と話している。
(井上朋一)