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来館数、早くも前年実績超え 幕別ナウマン象記念館

全身骨格の復元なども展示されている忠類ナウマン象記念館

 【幕別】町営の忠類ナウマン象記念館(町忠類白銀町)の今年度の入館者数が1月末現在、既に前年度実績を上回り、好調に推移している。町教委は、JAF(日本自動車連盟)会員向け優待施設への加盟効果が続いていることなどを要因に挙げている。

 2014年度の1月末現在の入館者数は1万1211人。昨年度は3月末までで1万1131人だった。冬期間の月間入場者数は少なくなりがちだが、このままのペースでいけば前年度を100人程度上回る見通しだ。

 同館は1988年に開館。入館者数は初年度が5万2840人と最多だった。10年ほど前まで、2万~3万人台で推移していたが、2003年度に1万7423人と2万人を割って以来、しばらく1万人台が続く。12年度は9666人と1万人を切る数字まで落ち込んだ。

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 同館は13年6月からJAFの会員施設となり、会員向けの優待サービス(入館料100円引き)を始めた。町教委によると、会員の利用度は13年、14年度とも全体の1割程度と人数増に“貢献”。

 さらに、忠類地域の収穫イベント「どんとこいむら祭り」(昨年10月19日)で無料開放し、今年度のイベントの人入り自体が多かったことも増加につながったとみている。

 町教委生涯学習課の水川潔主幹(忠類)は「10年程前の半数ほどではあるが、徐々に増えている実感はある」とした上で、「さらに地域内外から入館を増やせるよう、来年度以降、新たなイベントなども仕掛けていきたい」と話していた。

 同館は1969年に忠類で発見されたナウマンゾウ化石を記念し、88年に町営の施設。復元骨格模型や資料など多数展示されている。(佐藤いづみ)

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