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帯農高の後藤沙里菜が全国へ アルペンスキー南・北道高校選手権

インターハイでの活躍を目指す帯農の後藤沙里菜

 アルペンスキーの第67回南・北北海道高校競技選手権大会(14~16日・小樽市朝里川温泉スキー場)の女子大回転で後藤沙里菜(帯農高2年)が、2本合計タイム1分50秒24で北大会6位に入り、全国高校総合体育大会第64回全国高校大会(2月6~10日・秋田県鹿角市花輪スキー場)への出場を決めた。帯農では1996年の三浦香織以来の出場。後藤は「自分の滑りを」と張り切っている。

 後藤は帯四中3年時にJOCジュニアオリンピックカップ兼全日本ジュニア選手権大会で全国大会を経験しているが、インターハイは初出場となる。女子の管内高校選手の出場は2012年の佐々木千華(上士幌)以来。

 同選手権大会のコースは、後藤の練習拠点、ぬかびら源泉郷スキー場(上士幌)と違い、「雪が軟らかくすぐ掘れて大変だった」が、果敢に挑んだ。1本目は6位となる55秒76、2回目も6位の54秒48でまとめ「外足に乗れるようになった。板を踏めるから力が逃げていかない」と実感した。帯農スキー部の山崎恒顧問は「表情が硬かった」と少し心配していたが「(このコンディションでも)きちっとゴールできる実力がある」と評価した。

 昨年の選手権大会は、大回転で9位となり、8人が出場できる全国大会出場を逃した。2月には練習中に左膝靱帯(じんたい)のけがもあった。ぬかびら温泉郷での練習開始時期は他地区のスキー場より少し遅く、私立高校の有力選手とは練習時間でも差がある。決して恵まれた環境とはいえない中、ぬかびら温泉郷を訪れる全国のチームと練習するなどして力をつけてきた。

 山崎顧問は「練習量が足りない。まだ上達できる」と期待し、ライン取りやポールとの距離が近過ぎることなどを改善点に挙げる。後藤は「緊張すると思うが、自分の滑りができたら」と楽しみにする。

(関係分)
【男子】
◇大回転
▽北北海道

(35)蛯原陸(帯農)1分58秒73(58秒31、1分0秒42)

【女子】
◇大回転
▽北北海道

(6)後藤沙里菜(帯農)1分50秒24(55秒76、54秒48)
(12)阿部愛佳(芽室)1分59秒96(1分1秒21、58秒75)

◇回転
▽北北海道

(7)後藤沙里菜(帯農)1分50秒45(56秒05、54秒40)
(11)阿部愛佳(芽室)2分6秒50(1分5秒23、1分1秒27)

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