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川西小4年の横田君銅賞  ショパンピアノコンクールアジア大会

ショパン国際ピアノコンクールの全国大会、アジア大会で銅賞に輝いた横田君(左)と指導する久保さん

 帯広旭楽器商会のヤマハ音楽教室に通う帯広川西小4年の横田華月君(10)が「第16回ショパン国際ピアノコンクールinASIA」(同組織委員会主催)の全国大会、アジア大会で銅賞に輝いた。自身初の全国大会で道外での演奏は初めてだったが存分に実力を発揮した。

 横田君は昨年11月の地区大会(札幌)の小学3、4年生の部で銅賞を受賞し全国大会出場へ。全国・アジア大会ではクログルスキのショパン風マズルカを演奏した。マズルカは3拍子の曲で横田君は「リズムやテンポに苦労した」と言い、地区大会後の2カ月間で「何度もピアノを弾き、録音を聴き直してまた弾くという練習を何度も繰り返した」と言う。

 指導する同教室の久保由香里さんが「ピアノに取り組む意識がガラッと変わった」と話すように、それまではのんびりした性格で苦手な曲や練習を後回しにすることもあったが「弱点や求める演奏、伝えたい表現を自覚して練習に取り組むようになった。精神的にとても成長した」と言う。

 7日の全国大会では足台に不具合が生じるアクシデントに見舞われた。足を置くことで演奏中に大きな雑音が発生してしまうため、懸命に足を浮かせてペダルだけを操作して見事な演奏を披露した。

 翌8日、帯広に帰る空港で銅賞受賞とアジア大会出場決定の知らせを受け、両親、妹とともに喜びを分け合った。一度帯広に帰り、10日に戻って11日に演奏するという、5日間で帯広-東京間を2往復する過密日程となったが、「ちょっと疲れたけど楽しかった」。アジア大会で銅賞として発表された瞬間は「とてもうれしかった」と横田君は振り返る。

 横田君は2月の発表会などに向けて新たな曲にも挑戦していて、「もっと大きな音を出せるように打鍵の練習を頑張りたい。来年は銀賞以上を取りたい」と意気込んでいる。(大谷健人)


◆ショパン国際ピアノコンクールについて
ショパン国際ピアノコンクール in ASIA-公式ホームページ
旭楽器生徒3人が全国へ ショパンピアノコンクール-十勝毎日新聞電子版(2014/12/05)

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