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酸素カプセルを導入 中札内交流の杜

導入した酸素カプセルと池本社長。アスリートのみならず幅広い層からの利用を期待している

 【中札内】中札内交流の杜(村東4北1)は6日から、施設内にリラクセーション室を新設し、アスリートに愛好家が多い「酸素カプセル」を導入した。管内スポーツ施設での設置は初めて。選手の治療や疲労回復のみならず、二日酔い緩和などさまざまな効果があるとされており、指定管理者ユービックの池本雅幸社長は「スポーツをしない人でも気軽に使ってほしい。村民が気軽に足を運んでくれる施設になれば」と話している。

 交流の杜は、旧中札内高校の校舎やグラウンドを活用したスポーツ合宿・芸術文化活動の拠点として2009年にオープンした。サッカーのU-15世代全国大会adidasカップが毎年開催されている他、4~9月の夏季シーズンを中心に全道各地からスポーツや文化団体、企業などが利用。昨年度の利用は727団体(前年度比161団体増)と過去最高を更新した。

 一方、村民利用はフットサルやバスケットボールなどで、冬期間の体育館が中心だ。そこで、村民がより利用しやすい施設づくりを検討。「健康機器のような感覚で誰でも手軽に使うことができる」という酸素カプセルが最高のツールになると考え、導入を決めた。

 施設内1階の書庫だった部屋約20平方メートルを改装、酸素カプセルを置いた。コンクリート打ちの壁は、防寒を施し木目調に変えた。床には、カーペットを敷いて観葉植物などを配置。「くつろぐことができる空間を演出した」という。

 村民は初回限定60分1500円、村外在住者は同2000円。事前予約が必要。問い合わせは交流の杜(0155・67・2068)へ。(小寺泰介)

<酸素カプセル>
 加圧された内部環境で横になって休息することで、肺胞から酸素を取り入れる効率が向上する。ロンドン五輪(12年)マルチ・サポートハウスにも持ち込みが許可され注目を集めた。ハードなスポーツトレーニング後の疲労やけがの早期回復はもちろん、冷え性改善や二日酔いの緩和、アンチエイジングなどにも効果が期待できるという。


◆中札内交流の杜について
中札内交流の杜-公式ホームページ

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