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ビデオメッセージ3連続優勝 帯広三条高

ビデオメッセージ部門全道優勝を喜ぶ帯広三条放送局員たち(前列左から浜谷優花さん、真野局長、黒柳君、後列左から堀日菜子さん、小杉さん、安藤顧問)

 北海道高文連第37回放送コンテストで帯広三条高校放送局(真野=しんの=唯奈局長、局員5人)がビデオメッセージ部門で2連覇を果たし、総合でも2位に輝いた。同部門での優勝は、今年のNHK杯も含めれば3大会連続の快挙。朗読部門では帯広柏葉高校放送局(桑嶋桃子局長、同9人)2年の長谷川日胡(にちこ)さんが3位に入り、全国への切符を手にした。

 ビデオメッセージ部門には44校が参加。帯広三条の作品は「幻橋(げんきょう)」。上士幌町のタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)を撮影し続ける写真家岩崎量示さん(35)=同町ぬかびら源泉郷=の姿を通し、さまざまな表情の橋や糠平の自然を伝える。

 監督は真野局長(2年)。岩崎さんが橋を撮り続ける姿勢や美しい写真に引かれ、作品化を決めた。1月の厳寒期に撮影を始め、9月まで岩崎さんに密着して糠平の四季を追った。

 安藤佳寿哉顧問が「岩崎さんの写真の美しさにはかなわないので、動画ならではの工夫を」とアドバイス。水中カメラで水面から橋を見上げるアングル、ラジコンヘリを使った空撮、最新式スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6」で撮影したスローモーション画像など、新しい技術に果敢に挑戦した。ナレーションは小杉真以さん(2年)が務めた。

 帯広三条からはラジオ番組部門で黒柳駿介君(2年)が監督した「街の灯」が3位に入った。

朗読で3位に入った長谷川さん

 帯広柏葉の長谷川さんは、釧路出身の直木賞作家桜木紫乃の短編集「氷平線」から「夏の稜線」の一部分を朗読。大熊伸司顧問の指導のもと練習量を増やして大会に臨み、落ち着いたトーンの声で読み上げた。「毎年、北海道代表はいい成績を残しているので私も続きたい」と話す。長谷川さんはラジオ番組部門でも手掛けた作品「リスどん」が7位に入選した。

 帯広三条と長谷川さんは、来年7、8月に滋賀県で開かれる全国高校総文祭に出場する。(酒井花)


◆大会結果について
北海道高等学校文化連盟 第37回放送コンテスト終了-北海道高等学校文化連盟 放送専門部

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