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牧と牧野「目標は3連覇」U15アジア野球道代表入り

「1本でも多くヒットを」と燃える帯南町の牧海斗

 軟式野球の第3回U-15アジア選手権大会(24~27日・台湾)で3連覇を狙う北海道選抜の一員として、帯南町中の牧海斗(内・外野手)と帯七中の牧野憲伸(投手)の3年生2人が出場する。十勝からは3年連続の選出。2人は「目標はもちろん3連覇」と闘志を燃やしている。

 同大会には日本から道選抜と東北選抜、九州選抜が出場。日本と台湾、中国、香港などの計12チームが4組に分かれてリーグ戦を行い、各グループ1位と2位がそれぞれ4チームの決勝リーグ戦で争う。道選抜は22日に新千歳空港から台湾に渡り、29日に帰国する。

 牧は帯南町で1番・捕手を務めた。昨秋の全国大会北海道代表選手権大会でチームが初優勝を果たした際、優秀選手賞を獲得し、活躍が道選抜スタッフの目に留まった。チームでは2年時からレギュラー。右投げ左打ちで打撃力と高い出塁率を誇る。100メートルを12秒8と足もあり、捕手として強肩を見せた。帯南町の鎌田大監督は「バッティングセンスは今まで見てきた選手の中でナンバーワン」と太鼓判を押す。

 道選抜では三塁や右翼、左翼を守る。最初は「求めているものが高く、ついていくのが大変」と戸惑ったが、走塁を中心にバントや守備など計6回の合宿で高いレベルの練習をこなしてきた。

 「ランナーがいた方が打てる」と自信を持つバッティングは、道選抜でもクリーンアップを任される。牧は「試合に出て1本でも多くヒットを打ち、チームに貢献する」と意気込む。

「チームの役に立つ」と決意を込める帯七の牧野憲伸

 牧野は、選手の欠員で左腕を探していた道選抜の川井正祐監督から相談を受け、帯南町の鎌田監督が紹介した。174センチ、73キロと恵まれた体で左の本格派。帯七では副主将で3番も務めた。球種は130キロ近い直球とカーブ、チェンジアップ、ツーシーム、縦のスライダーを持つ。帯七の東海林英幸監督は「冬場のトレーニングに励み、3年生になって力を付けた」と練習に打ち込む教え子をたたえる。

 道選抜には10月上旬から参加し、「行けと言われたところで行く」と準備している。右打者の胸元をえぐるクロスファイアなど制球力に磨きをかけた。牧野は「チームの役に立つように」と出番を待つ。

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