「重さ200キロまさか…」 温泉施設で大型金庫盗まれる 帯広署
4日午前4時ごろ、帯広市内の温泉施設で事務所が荒らされているのを従業員が発見し、帯広署に通報した。事務所からは現金などが入った大型の金庫がなくなっており、同署で窃盗事件として調べている。金庫はその後、扉が外されて中に入っていた現金がなくなった状態で投棄されているのが見つかった。
関係者によると、同施設は3日の営業を終え、4日午前1時ごろにすべての従業員が退店。それから約3時間の間に被害に遭ったとみられるという。施設の裏口と、事務所内で金庫が置いてあった部屋は施錠されていたが、いずれもバールでこじ開けたような跡が残っていた。
金庫は高さ約150センチの大型の物で、中には売り上げの一部や釣り銭として用意していた現金数十万円と入浴優待券などが入っていたという。経営者の男性は「重さが200キロくらいはあると思うので、まさか持って行かれるとは」と驚いていた。
同日午前8時半ごろ、同市美栄町の道路脇で盗まれた金庫が見付かり、通行人が同署に通報した。金庫にはこじ開けたような跡があり、扉が本体から完全に外れた状態だった。優待券などは残されていたが、現金は見付かっていないという。