毎夏飛来、スヌーピー飛行船 まちマイ大樹編
十勝の大空にもたびたび姿を現すスヌーピーの飛行船。実は大樹と深い関わりがある。
運航するのは飛行船運航・気球販売などの「エアロノーツ」(東京、市吉三郎社長)。スヌーピーが描かれた飛行船は、保険会社メットライフアリコの広告用で、5年ほど前から全国を飛行している。
道内を飛行するときはもちろん、高い広告効果を狙える札幌、函館などを巡るが、大樹には広告とは別の目的で年1回飛来している。それは飛行船の「耐空検査」のためだ。
耐空検査は航空機の安全性を証明するために航空法で義務付けられた検査で、自動車で言う車検のようなもの。全長40メートル近い飛行船の検査を行うためには、「巨大な格納庫がある大樹の航空宇宙公園が最適」(市吉社長)という。今年はすでに7月に検査しており、巨大なスヌーピーに会えるのは来年の夏までおあずけ。
(谷地田寛)
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