児童が稲刈り 足寄・螺湾小
【足寄】螺湾小学校(佐藤康弘校長、児童11人)で24日、校舎前に造った水田の稲刈り作業が行われた。児童らは稲の成長を感じながら、手作業で丁寧に刈り取った。
総合学習と食育教育の一環。昨年はそば、一昨年は小麦を育てた。また、毎年、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、スイカ、メロン、トマトなどの野菜も栽培している。
今年は上川管内愛別町の農家の指導を受け、初めて米作りに挑戦。種もみから苗を作り、5月に約50平方メートルの水田に植え、手入れをしながら、4カ月目に稲刈り時期を迎えた。
児童はペアで刈り取りと寄せ集めの作業を分担。水田に長靴がぬかりながらも、楽しそうに手早く刈り取っていた。刈り取った稲は10束ずつひもで縛り、体育館に運び乾燥させた。
10月6日に、町郷土資料館に保管中の足踏み式脱穀機を借り脱穀を予定。同10日に収穫祭を開き、同じく校内の畑で収穫したジャガイモなどを使い、豚汁を作り試食する。
野崎立風(はやて)君=6年=は「米づくりは、苗を植えるとき、かがみながら土に入れるので、大変な仕事です」と話していた。(佐野榮一通信員)