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ドッピークイーン 全道ノンプロバンドバトルで大賞

全道大会で大賞を受賞したDoppy Queenのメンバー(前列左から谷村実佳さん、千尋さん姉妹、後列左から戸田守英さん、小畑真基さん、松里巧さん、菊地亨さん)

 帯広を拠点に活動する姉妹デュオ「Doppy Queen(ドッピークイーン)」が、「全道ノンプロバンドバトル」(HBCラジオ主催)決勝大会(7日札幌)で、最高賞の大賞に輝いた。2人は「これまで頑張って続けてきて良かった。胸がいっぱい」と充実感をにじませている。

 ドッピークイーンは姉の谷村千尋さん(28)=ピアノ、コーラス=と美佳さん(26)=ボーカル=で2005年に結成されたピアノ弾き語りデュオ。07年にヤマハグループ主催の音楽コンテストで全道グランプリに輝いて以来の全道チャンピオンとなった。

 デュオの特色について2人は「流れるような立体的なコーラスワークと姉妹ならではの息の合ったハーモニー」と語る。1月にはセカンドアルバム「sweet」を発売、同月にとかちプラザで初のワンマンライブも。これまでは2人で活動してきたが、新しい形での楽曲にチャレンジしようと、バンドでの活動にも挑戦。サポートメンバーとして新たに4人が加わり同大会に臨んだ。

 同大会は、アマチュアバンド対象のコンテストで今年で2回目。6月1日に帯広で開かれた予選会では、「ねこの唄」「空の歌」の2曲を披露。客の投票が最も多い「オーディエンス賞」を受賞し、9組中3組が手にできる決勝大会の切符をつかんだ。

 決勝大会に向けて、市内のライブハウスに週2回のペースで集まり、細かいところまで突き詰めて練習をしてきた。練習すればするほど緊張し、決勝に進めなかった他のバンドメンバーの思いや期待も背負いながら、重圧も感じていた。

 しかし、フェイスブックやブログに多くの応援メッセージをもらい自らを奮い立たせ、「出るからには大賞を」と、決勝大会で練習通り力を出し切り、予選を勝ち上がった12組の中で、見事大賞を受賞。発表の瞬間は全員で両手を突き上げて喜びを爆発させた。

 谷村姉妹は「ほんのわずかなことでも、妥協しない姿勢が大賞という結果につながった」と振り返り「バンドでの活動も継続しつつ、デュオでも多くの人に知ってもらえるよう活躍したい」と意気込む。(川野遼介)


◆Doppy Queen(ドッピークイーン)について
Doppy Queen-公式ホームページ
Doppy Queen-公式Facebookページ

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