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ロングトレイル常設へ 今年は新得町内で

十勝の自然の中を歩く参加者(2012年のTLTC)

 【新得】十勝の自然と食をゆっくり堪能して歩く旅「とかちロングトレイルクラシック」(TLTC)の開催方法が今年から変わる。従来は4町(鹿追、上士幌、新得、清水)にまたがる100キロのコースを4日間で踏破したが、今年は、新得町のみの26キロコースを9月20、21の2日間で歩く内容に。期間と距離を短縮することで参加しやすくする。開催規模を縮小する一方で、来年以降は年1回の開催から、いつでも参加できる観光メニューとして各町での常設化を目指す。道内外の自然・健康志向の観光客の呼び込みを図る。

 社会的弱者の就労を支援する「十勝ソーシャルファームツーリズム研究会」(宮嶋望代表)と、昨年まで主催してきた「とかちロングトレイル推進協議会」(林克彦会長)の共催。TLTCは2009年から毎年9月に開かれてきた。コース沿いの農場や観光スポットなどを巡りながらの旅は人気がある。ただ、道内外の参加希望者から「他の日程でも参加できないか」といった問い合わせが多数寄せられていた。

 全国的にも人気の旅のスタイル。常設コースで、いつでも参加できる形態を取る地域もある。ただ、TLTCはその魅力でもある100キロの距離がネックとなり、まとめて常設化して運営していくのはマンパワーの上で難しい。そこで同協議会では、4町にまたがるコースを各町で常設化を目指すこととし、まずは新得から取り組む。

 事務局(北海道バイオマスリサーチ/NPOコミュニティシンクタンクあうるず)の上田拓哉さんは「将来的には各町に、いつでも楽しめる25キロ程度のコースができれば」としている。

 新得コースは町の特徴を生かしたツアー。食・農・自然に「福祉」の要素も加えたメニューを組む。とかちアドベンチャークラブをスタートし、友夢牧場、宮下農場、共働学舎新得農場を巡り、各施設で体験や見学、食事などを楽しむ。歩く距離は初日が20キロ、2日目が6キロ。宿泊はヨークシャーファーム。

 参加費(食事代含む)は20日が9500円、21日が4100円、宿泊6700円。1日や半日だけの参加もできる。申し込み締め切りは7日。申し込み、問い合わせは事務局(0155・67・6305)へ。
(丹羽恭太)

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