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タラコ色車両2両で復活 JR日本一運行時間が長い定期普通列車

2両編成の「タラコ色」車両と記念撮影する家族連れ(塩原真撮影)

 「日本一運行時間が長い定期普通列車」として鉄道ファンに人気の、JR根室線・滝川-釧路間を走る列車「2429D」が30日、旧国鉄色の朱色(通称「タラコ色」)の車両2両編成による運行を1日限定で復活させた。帯広駅にも到着した「タラコ色」の車両を目当てに鉄道ファンらが集まり、記念撮影などを楽しんだ。

 2429Dは滝川午前9時36分発、釧路午後6時3分着の列車で、308・4キロを8時間27分かけて2両編成で走っている。今年3月までは毎月第4土曜に限り、2両とも朱色車両で運行していたが、車両繰りの関係などで取りやめた。今回、鉄道愛好家の要望の高まりを受け、この“朱色2両運行”が復活した。

 帯広駅には午後2時13分に到着。集まった愛好家らはホームで記念写真を撮ったり、車両の中に入ったりして限定復活を喜んだ。帯広市内から訪れた鉄道ファンの男性(46)は「やっぱり味がある。今後も残してほしい」。キヤノンフォトクラブ帯広の世話人代表を務める帯広市の北畑徹大さん(74)は「記録に残しておきたい」と熱心にシャッターを切った。

 朱色車両はJR北海道釧路支社管内に3両あり、毎日いずれかの路線で使われているが、2両連結で走るのは珍しい。(津田恭平)


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