豆アート完成、ギネス申請へ 世界一プロジェクト
【中札内】豆で描くモザイクアートの大きさでギネス世界記録認定を目指すイベントが30日、中札内交流の杜(もり)アリーナで開かれた。十勝を舞台とした人気漫画・アニメ「銀の匙(さじ)Silver Spoon」のキャラクターがデザインされた500平方メートル(縦25メートル、横20メートル)の巨大アートが完成、参加者は喜びに包まれた。今後はギネス・ワールド・レコーズ社(本部・英国)に書類を申請し、認定を待つ。
この日は企画した「十勝『世界一』プロジェクト」(真浦綾子代表)のメンバーや管内からの有志総勢92人が参加。午前10時のスタートと同時に、あらかじめ床に敷かれた図面に、小豆や大豆など9種類の豆が入った10センチ四方の袋を手際よく並べた。「(作業量が多く)夕方までの完成は厳しいのでは」(真浦代表)という当初の不安をよそに、作業は順調なペース。最後の5万袋目を豆部門リーダーの吉村透さん=丸勝勤務=が並べると会場は歓声に包まれた。
約4時間半で全工程を終えた参加者は、アリーナ2階から全景を確認して、全員で喜びを分かち合っていた。
真浦代表は「5月から豆の袋詰めが始まり、長期間の挑戦だったが、終わってみればあっという間。プロジェクトを通じ、多くの人が『つながったこと』が一番の収穫」と満足した表情を見せた。
豆アートは同施設アリーナに9月4日(時間は午前9時~午後5時)まで展示。使った9種類の豆のそれぞれの特徴を書いた看板も設置している。
同プロジェクトは世界一の記録挑戦を通じ、住民同士の交流を深め、十勝を全国に発信すること目的に活動。昨年は十勝産小麦を使用した食パン1万6500枚で作った162・8平方メートルの「トーストアート」、今年6月には管内の観光名所などを描いた全長約280メートルの顔はめパネルを制作し、いずれもギネスに認定された。(高津祐也)
◆十勝『世界一』プロジェクトについて
・十勝『世界一』プロジェクト-facebook
・十勝『世界一』プロジェクト関連記事-十勝毎日新聞電子版
- カテゴリ写真くらし一般
- タグ十勝『世界一』プロジェクト中札内