大樹道の駅コスモールに電気自動車充電スタンド設置 町商工会
【大樹】町商工会(三浦祥嗣会長)は28日、道の駅・コスモール大樹に電動車両専用の充電スタンドを設置した。道の駅への導入は「道の駅わっかない」(稚内市)に続いて道内2例目、十勝管内では初めて。自動車メーカー4社などが出資した新会社の支援を受けた取り組みで、道の駅の機能充実による誘客効果の向上に期待が高まっている。利用開始は29日。無料。
サポートしたのは「合同会社日本充電サービス(NCS)」。トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業などが共同出資して5月に設立された新会社で、次世代エネルギー対策のけん引役を担うハイブリッド車などの電動車両の普及を図るため、充電器スタンドの設置を進めている。
同会は道の駅の誘客機能を高めて市街地活性化を図ろうと充電器スタンドの設置を企画。町内にトヨタのインターネットサイト「GAZOO(ガズー)」のブロガー(情報出稿者)が多くいるなど結び付きが強かったことから、NCSとの連携が実現した。設置費用350万円はNCSが国の補助を受けて支出。充電時の電気代は同会が負担する。
同道の駅南側入り口付近に設置されたスタンドは200ボルトの充電器3基。当面の間、無料で充電できるが、トヨタが発行している利用者カード「G-Stationカード」が必要となる。持参していない場合には道の駅が無償で貸し出す。満充電にはハイブリッド車で約2時間、電気自動車で約6時間を要するという。
充電している間の時間を使って道の駅や同駅近隣のショッピングセンター、飲食店などを利用する人の増加が見込まれることから、三浦会長は「(今年度末予定の)高規格道路開通前に道の駅の機能が高まって良かった」と喜んでいる。(関根弘貴)
◆電気自動車充電スタンドについて
・《道内2番目・十勝初》電気自動車用充電器スタンド設置・運用開始しました!!-☆道の駅『コスモール大樹』日記☆