十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

シニアアマで中小路初V 道東オープンゴルフ

【シニアの部アマ】最終ホールでカップを狙う中小路昌平

 【幕別】ゴルフの第40回道東オープン選手権競技大会(帯広国際カントリークラブなど主催)最終日が25日、帯広国際カントリークラブで行われた。十勝勢はシニアの部アマで、初日首位の中小路昌平(帯広白樺CC)が通算162打で初優勝を飾った。レギュラーの部同では、坂本哲也(帯広国際CC)が首位と2打差の154打で準優勝、3位タイには高根隆佑(同)が入った。レギュラーの部プロでは河野一哉(NBPGC)が5アンダーの139打で初優勝を果たし、シニアの部同は堀部哲也(フリー)が制した。(宮木宗久)

9打差圧勝もスコアは不満 中小路
 シニアの部アマは中小路昌平が2位に9打差で圧勝。「今年一番の目標だったので、優勝は素直にうれしい」と優勝杯を手に笑顔を見せた。

 道東オープンへの出場は今回が4回目。レギュラーの部に出場した過去2回は上位に食い込めなかったが、シニアの部に出場した昨年は準優勝と好成績を残していた。

 今大会では初日を78打で首位発進。最終日はセカンドショットでミスが続き、各選手とも速いグリーンにてこずる中、自身もパットに苦しみ84打とスコアを落としたものの、首位を譲らなかった。

 普段の練習では70台のスコアでラウンドすることが多いだけに「このスコアは恥ずかしい。昨年、一昨年と優勝した前道正司さん(サホロCC)がシニアで参加(今大会ではレギュラーにエントリー)していたら優勝できなかったはず」と苦笑い。

 納得のいかないスコアだっただけに「来年は良いスコアで優勝したいね」と連覇を目指し、猛練習を誓っていた。

東コースに苦戦惜しくも首位逃す アマ2位の坂本
 3年ぶりの優勝を目標に初日は首位発進と好調な出だしを見せた坂本哲也だったが、最終日は前半の東コースでボギーが続き、2位に終わった。

 「ギャラリーなど知り合いの応援が多いので優勝したかった」と気持ちは充実していたが、東コースではパーオンできず、43打と苦しい展開に。

 後半の中コースでは「気持ちを切り替えられた」と37打とスコアを伸ばし、前半で広がった首位との差を2打差にまで詰め寄った。

 反省点が目立つ大会となったが、「プロとラウンドできたことは良い刺激になり、とても楽しかった」と振り返った。今後は全道クラブ対抗選手権(8月)など、所属クラブのメンバーとして活躍を目指す。

プロ2次合格目指し腕試し 高根
 レギュラーの部アマには、プロを目指して帯南商高卒業後の1年間、オーストラリアのゴルフスクールで武者修行していた高根隆佑が初出場した。

 今大会ではグリーンの攻略に苦しみ3位タイの155打と思うような力を発揮できなかったが、現在、受験中のプロテストでは1次テスト(18日・茨城県)を14位タイで合格するなど力をつけている。

 来月には2次テストに参加予定で、「今回はパットが難しく結果は良くなかったが、地元でしっかりと練習を重ねて2次に合格し、最終テスト(8月)で結果を残したい」と気合が入っていた。

絶好調の2日間「帯広の神」に感謝 プロ優勝の河野
 2008年のプロテスト合格後、2日間にわたる大会では初めて頂点に立った河野一哉は「所属の仲間や毎年お世話になっている大会関係者に感謝したい」と感慨深げに語った。

 道東オープンには、ほぼ毎年参加してきたが、これまでの最高位は8位。今回は大会前の練習ラウンドからで好調で、初日は4アンダーの68打で首位と最高の出だしだった。最終日も一時は7アンダーまでスコアを伸ばすなど終始、安定した戦いぶりを演じた。

 北広島市在住とあって「道内に住んでいる以上、この大会に名を残したかった」と語る。勝因については「難しいグリーンでも常にパーを取れるよう心掛けてきた。道東、帯広の神様がほほ笑んでくれたおかげ」と笑顔が絶えなかった。

<最終日>(7位まで)
◇レギュラーの部
▽プロ
                    合計 初日 (東 中)
(1)河野 一哉(NBPGC)       139 68 33 38
(2)清水 一浩(フリー)         142 70 35 37
(3)杉山 明生(富士箱根CC)      143 69 37 37
(3)高野 幸治(セントラルGC)     143 70 37 36
(3)照屋 貴之(恵庭CC)        143 71 37 35
(3)山田 雄二(フリー)         143 72 38 33
(7)内藤 裕之(フリー)         144 71 38 35
▽アマ
(1)加瀬 哲弘(新東京GC)       152 74 39 39
(2)坂本 哲也(帯広国際CC)      154 74 43 37
(3)高根 隆佑(帯広国際CC)      155 77 42 36
(3)鈴木 一郎(ロイヤルセランゴールGC)155 78 40 37
(5)松坂 昭範(釧路風林CC)      156 76 42 38
(6)小野寺 健(釧路風林CC)      158 76 40 42
(6)阿保  浩(阿寒CC)        158 80 39 39

◇シニアの部
▽プロ

(1)堀部 哲也(フリー)         139 70 32 37
(2)佐藤 正一(フリー)         148 74 37 37
(3)小川 義高(シェイクスピアCC)   149 74 36 39
(4)片倉  修(札幌国際CC島松C)   150 73 40 37
(5)小野 精二(かすみがうらOGMGC) 152 77 38 37
(6)塩谷 貴行(フリー)         153 76 38 39
(6)藤田  裕(ドゥゴルフプラザ)    153 77 40 36
▽アマ
(1)中小路昌平(帯広白樺CC)      162 78 41 43
(2)鎌田 国夫(帯広国際CC)      171 84 42 45
(3)岡本  実(帯広白樺CC)      172 84 46 42
(4)白木 弘徳(帯広国際CC)      173 92 42 39
(5)高田 常夫(帯広国際CC)      174 84 46 44
(6)池田  豊(帯広白樺CC)      177 87 46 44
(7)下沢 定美(帯広CC)        178 89 46 43

◆道東オープンプロアマ競技(23日・帯広国際カントリークラブ、ベストホール方式)
▼順位
(1)中込憲プロチーム(中込憲、清水正、橋本憲庸、春日井雄三)53打(19アンダー)
(2)森將プロチーム(森將、石原英樹、田中耕吾、堂山啓太)56打(16アンダー)
(3)小溝高夫プロチーム(小溝高夫、竹中隆男、吉田悟志、栗本勝矢)58打(14アンダー)
(4)梅田有人プロチーム(梅田有人、藤木優、斉藤重雄、齋藤芳久)59打(13アンダー)
(5)タケ小山プロチーム(タケ小山、田中新一、触沢貴芳、渡部笑)59打(13アンダー)
 ※4、5位はハンディ上位による


◆第40回道東オープン 総合成績
第40回道東オープン総合成績-帯広国際カントリークラブ公式ホームページ

◆この記事の写真はこちらから購入できます
シニアアマで中小路初V 道東オープンゴルフ-かちまいフォトサービス

関連写真

  • 【レギュラーの部プロ】最終ホールでパットを沈め、初優勝に笑顔を見せる河野一哉

    【レギュラーの部プロ】最終ホールでパットを沈め、初優勝に笑顔を見せる河野一哉

  • シニアアマで中小路初V 道東オープンゴルフ   3

    シニアアマで中小路初V 道東オープンゴルフ  3

  • 高根隆佑

    高根隆佑

  • 各部の優勝者。左からレギュラーの部アマの加瀬哲弘、同プロの河野一哉、シニアの部プロの堀部哲也、同アマの中小路昌平

    各部の優勝者。左からレギュラーの部アマの加瀬哲弘、同プロの河野一哉、シニアの部プロの堀部哲也、同アマの中小路昌平

  • 【レギュラーの部アマ】中コース8番ホールでティーショットを打つ坂本哲也

    【レギュラーの部アマ】中コース8番ホールでティーショットを打つ坂本哲也

更新情報

タンチョウやオオワシ…水面からの野鳥観察楽しんで 十勝川ワシ観察プレミアムツアー

紙面イメージ

紙面イメージ

11.25(月)の紙面

ダウンロード一括(85MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME