震災鎮魂イベントも イカダ下り6月1日から受付開始
十勝の夏の風物詩「第42回十勝川イカダ下り」(実行委主催)が7月6日に開かれる。今年は初めて貸しイカダを用意するほか、前夜祭では東日本大震災の復興を願うイベントも行う。
川と触れ合い自然の大切さを体感してもらおうと、1973年に始まり、毎年道内外から60チーム前後が参加。昨年は連結イカダの長さでギネス世界記録に認定された。
今年のコースも例年同様、同日午前9時に帯広市内のすずらん大橋下流をスタートし、音更町十勝川温泉の白鳥護岸までの約10キロ。「イカダコンテスト」を行うほか、露天風呂やジンギスカンなども用意される。貸しイカダは1艇2~4人乗りで、1人での申し込みもできる。ライフジャケットも用意され、手ぶらで参加できる。
5日の前夜祭では、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興への祈りを込め、紙風船を固形燃料の熱で飛ばす「天燈」(てんと)揚げを行う。実行委の藤堂博委員長は「いま一度震災のことを思い出すきっかけにしてもらいたい」と話す。先着400人で、参加無料。希望者は同日午後5時半にすずらん大橋下流の十勝川左岸に集合する。
イカダ下りの参加費は1人1500円(貸しイカダは同3000円)で、ジンギスカン、炭、コンロ、保険料などを含む。参加希望者は、6月27日午後7時からとかちプラザで開かれるキャプテン会議(安全講習会)に出席が必要。参加予約受付は6月1~20日。申し込み、問い合わせは事務局へEメール(ikabo42th@gmail.com)で。(丹羽恭太)