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TPPから士幌を守る緊急集会

TPP交渉からの即時脱退などを求め、約600人が気勢を上げた緊急集会

 【士幌】環太平洋連携協定(TPP)の交渉で牛肉関税が焦点となっているのを受け、肉牛の主産地・士幌で1日、「TPPから地域(しほろ)を守る緊急集会」が開かれた。地元の肉牛農家ら580人が参加し、TPPへの断固反対と即時交渉脱退を訴えた。

 町内17団体でつくる実行委員会が主催。牛肉関税引き下げを盛り込んだ日本とオーストラリア間の経済連携協定(EPA)が4月に大筋合意し、オバマ米大統領の来日などTPP交渉が進展しているのを受け、急きょ開かれた。

 町総合研修センターで開かれ、実行委員長の加納三司町農畜産物対策実行委会長が「(TPP、EPAは)士幌を壊滅させる。アメリカの主張に負け、日本の主張を通すのが困難な状況」と指摘。小林康雄町長も「通商交渉ではなく(米国の)ごり押しだ。死活問題で、関連産業・経済にも影響が大きい」とした。

 来賓の清水誠一衆院議員は「納得できなければ(党所属の)国会批准の段階で反対する」と述べた。TPP交渉からの脱退を求める決議を採択し、「ガンバロー」コールで結束を強めた。(大谷健人)

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