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帯大谷高卒の千葉、エスポラーダのサテライトへ

エスポラーダ北海道のサテライトに合格した千葉翔平(手前中央)。帯大谷高サッカー部の後輩に囲まれ、意欲を新たにした

 帯大谷高サッカー部でレギュラーとして活躍した千葉翔平(札大1年)が、フットサルの国内最高峰Fリーグに所属するエスポラーダ北海道(札幌)のサテライト(2軍に相当)に合格し、今季からより高いレベルに活躍の場を移す。既に練習に参加している千葉は「少しでも早くトップチームに昇格して活躍したい」と意気込んでいる。
(北雅貴)

 千葉は帯大空小1年でサッカーを始め、帯大空中ではプログレッソ十勝に所属、3年時にはU-15のとかち・帯広選抜に選出された。帯大谷高では昨年、FWからボランチに転向。両足とも正確なキックができ、シュート力や細かなボールタッチの技術も高い。全国高校手権大会北海道大会で同高初のベスト8、フットサルではキングカップU-18トーナメント全国大会3位進出に貢献した。

 同高の成田友行監督は「毎日のように居残り練習でボールを蹴っていた。朝も自主的にトレーニングしていた。努力を続ける才能がある」とたたえる。

 フットサルを意識し始めたのは高1から。「コートが狭い分、展開が早く点数も多く入る。テクニックが必要で、自分の長所が生きるのではないか」と考えたという。

 成田監督とエスポラーダの小野寺隆彦監督が旧知の仲だったこともあり、その年に初めて練習に参加。高い個人スキルに「自分もここでやりたい」と思いを強くした。昨年10月末の部活引退後も自宅付近を走り、マーカーを置いてドリブルの練習を繰り返した。

 セレクションは、2月下旬に札幌市内の道立総合体育センターでランニングの体力テストとゲーム形式で行われた。前日に帯北高出身の正GK関口優志(22)の自宅に泊まり、激励を受けた千葉は、ゲームで活躍し、ゴールとアシストを量産した。44人の受験者中、1人がトップチーム、4人がサテライトに合格。「うれしい反面、トップチームに入れなかった悔しさもある」と話す。小野寺監督からは、フットサルの戦術理解を高めるよう要望があった。

 現在は札大に通いながら練習に通っている。勉強では体育の教員免許取得も目標とする。「親や先生、仲間たちのおかげで今の自分がある。スタートラインに立ったばかりなので、今後も真剣に競技に向き合っていきたい」と意欲的だ。

 同高の松井真哉主将(3年)は「先輩の努力は見てきたし、自分たちも頑張ろうと励みになる。活躍してテレビや新聞に出てほしい」と喜んでいる。

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