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“大豆の王様”使い健康貢献 納豆製造の渡部食品 まちマイ音更編

「健康に役立つよう食品づくりに取り組む」と話す裕隆さんと輝子さん(右から)

 「音更大袖振大豆」を使ったみそやしょうゆ、納豆を造り、町内外に販売しているのが渡部食品(大通7、渡部輝子代表)だ。創業者から4代目に当たる裕隆さん(79)と妻の輝子さん(75)の2人で切り盛りし、店には夫婦の笑顔があふれる。

 同社はもともと、裕隆さんの曽祖父が麹づくりの店として創業。祖父の代に、その麹を使ってみそとしょうゆを造り始め、父の代から納豆を手掛ける。裕隆さん自身は、高校教諭を定年退職後に家業に入った異色の経歴の持ち主だ。

 大豆は町内産の音更大袖振に加え、道産のトヨマサリも使用する。麹は食品機能性の高いものも使い、みそは約2年、しょうゆは約1年半寝かせる。納豆は豆をゆで、納豆菌を付けて1日繁殖させ、さらに1日寝かせて出荷する。

 裕隆さんは音更大袖振にを「栄養価が高く、甘みもあっておいしく、大豆の王様」と表現。同社のみそ・しょうゆは町内の学校給食にも使われ、「学校のみそ汁がおいしいからと、家庭用のみそを買いに来た人もいた」(輝子さん)。

 2人は「音更大袖振を使うこと自体がこだわり。町内産の品質の高い原材料で皆さんの健康に役立てば。食べた人に、おいしいと言ってもらえるのが店の“もうけ”だと思っている」と口をそろえる。


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