十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

全中大会スローガンに採用 帯八中の三浦さん

最優秀賞に選ばれた三浦さん(右)とスローガンが描かれた大会統一ポスターのイメージを持つ林全十勝中体連会長(左)

 2015年8月に北海道と東北6県で開かれる全国中学校体育大会(日本中学校体育連盟など主催)の大会スローガンに、帯八中の三浦菜月さん(3年)の「咲き誇れ!北で夢見し 絆の華よ」が採用された。夏季開催の同大会のスローガンに十勝の生徒の作品が採用されるのは初めて。三浦さんは「ポスターなどでスローガンを見た人が、東日本大震災で被害を受けた東北地方のことや絆について考えるきっかけになれば」と話している。

 スローガンは昨年5月に道内24地区の中体連で募集が行われ(十勝地区は約100作品が応募)、同11月に道中体連常任理事会などで各地区の優秀作品3作品の計72作品を審査した結果、三浦さんの作品が最優秀賞に選ばれた。

 道中体連副会長で十勝地区中体連会長の林忍帯八中校長は「内容に加え、語呂の良さも評価された。常任理事会などで満場一致で選ばれた」と話す。

 同校では東日本大震災被災地の岩手県田野畑村の小・中学校に手作りの「はり絵はがき」を贈るなど、被災地と交流を続けている。

 このため、三浦さんは「震災のことが頭にあったので、復興に向け頑張ってほしいという気持ちと、涼しい北日本で熱戦を通じて、いろいろな花を咲かせてほしいと思いを込めた」と語った。

 スローガンは今後、大会の統一ポスターやパンフレットなどに使用される。また、大会本番に向け、開催会場で掲示され、全国各地の関係者が目にすることになる。

 帯広では8月19~24日に、サッカーが開催されることが決まっている。4月から管内の高校に進学を希望している三浦さんは、開催時には高校2年生となる。「最優秀賞に選ばれたと聞いたときは信じられない気持ちだったが、今は楽しみ。試合も機会があれば見に行きたい」と笑顔を見せていた。
(宮木宗久)

更新情報

男子サッカー高校総体十勝予選開会式 13チーム出場22日に開幕

紙面イメージ

紙面イメージ

5.15(水)の紙面

ダウンロード一括(92MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年5月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME