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ソチ五輪PVで辻選手応援 帯広市役所に50人

辻選手を応援するパブリックビューイングの参加者。父秀孝さん(2列目右から4人目)、母アケミさん(同3人目)、開西病院の細川院長(同2人目)の姿も(13日午後11時ごろ、帯広市役所で)

 帯広市出身の辻麻希選手がソチ冬季五輪のスピードスケート女子1000メートルに出場した13日夜、帯広市役所でもパブリックビューイング(市主催)が行われ、約50人が熱い声援を送った。11日の500メートルを現地で観戦し、この日帰国したばかりの辻選手の父秀孝さん(59)と母アケミさん(52)=帯広市=、所属先の開西病院・細川吉博院長(55)=帯広スケート連盟会長=も駆け付けた。

 午後11時に1組目の辻選手が登場すると、会場のボルテージが上がった。小・中学校時にスケートクラブチームで指導した音更町の橋本智子さん(50)は「多くの挫折を経験しながら、諦めないで競技を続けてくれた。子供たちの最高の励みになる」と感無量の面持ちでテレビを見つめた。

 得意の500メートルの9位には及ばなかったが、懸命に滑り切った辻選手に温かい拍手が起こった。秀孝さんは「遅い時間に多くの人に応援していただき本当にありがたい」と感謝。この日が誕生日のアケミさんには、午後3時ごろに辻選手から「おめでとう」のメールが。愛娘の力走に「記念すべき日となった。良いプレゼントです」と目を細めた。

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 2日前に続き、開西病院の関係者も声援を送った。細川院長は「帯広生まれの彼女が地元企業から五輪に出場できたことに意義がある。立派な滑りだった」と健闘をたたえ、理学療法士で同病院スケート部の和田永年部長(51)も「力を出し切ったと思う。帰国後はゆっくりと話をしながら、体のメンテナンスの手伝いができれば」と話していた。(北雅貴)

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