韓国写真作家協会のメンバーが来帯 十勝の写真家と交流
【音更】韓国写真作家協会に所属する同国の写真家20人が8日、道内撮影ツアーのため来勝した。同日夜には十勝川温泉第一ホテルで歓迎会が開かれ、十勝の写真家たちと交流した。
同協会の来帯は2007年以来。韓国で専門紙「日本観光新聞」などを発行するインターナショナル・コミュニケーション社長のイ・ハンソクさん(54)が、04年にとかち国際チャーター便誘致協議会の韓国プロモーション活動のガイドを務めたのをきっかけに交流が始まった。08年にはフォトプラザ910(帯広)の工藤正志社長ら十勝の写真家が韓国に撮影旅行に訪れている。
この日は十勝から工藤社長、十勝毎日新聞社の折原徹也カメラマン、管内を拠点に撮影に取り組む高堂匠美さん、松崎紘一さん、浦島久さん、04年のプロモーションに参加した十勝川温泉旅館協同組合元専務理事の山本博さんが出席した。
会場には工藤社長らが撮影した四季折々の十勝の風景写真が飾られ、韓国の写真家たちが興味深く見入っていた。十勝観光のPRに使われている、十勝の風景を収めたDVD「新・十勝の風景」(森定晴さん撮影、十勝総合振興局監修)が一人一人に贈られた。
イ・マンヒョンさん(76)は「十勝に来て雪に感激した。素晴らしい十勝の風景を韓国で宣伝したい」と笑顔を見せ、工藤社長は「今後は相互に写真展の開催ができれば」と話していた。
一行は9日午前に十勝川温泉や家畜改良センター十勝牧場などで撮影に臨み、同日午後に釧路市入り。道東を周り12日に帰国する。
(澤村真理子)