高木選手の母校が寄せ書き託す 幕別
【幕別】ソチ五輪(ロシア)スピードスケートの女子1500メートルと団体追い抜きの日本代表で、町出身の高木菜那選手(日本電産サンキョー)を応援しようと、母校の札内北小学校と札内中学校の児童・生徒らが開幕前日の6日、それぞれ仕上げた寄せ書きなどを高木選手の家族に手渡した。
札内中(式見貴美穂校長、生徒435人)では1月末から生徒会の呼び掛けで、全生徒が縦90センチ、横140センチの布に大きく描かれた「日の丸」にメッセージを書き込んだ。
同校には高木選手の兄・大輔さん(23)が体育教諭として勤務していることから、生徒会のメンバーが大輔さんに渡した。
「日本の代表という気持ちを忘れずにいてほしいと、みんなでデザインを決めました」と生徒会長の管野裕斗君(2年)。大輔さんは「(菜那さんの)コンディションも上がってきたと聞いている。みんなの気持ちを電話などでしっかり伝えたい」と話した。寄せ書きは、現地に応援に行く両親に託す予定。
札内北小(沼田拓己校長、児童313人)の児童会メンバーは、高木選手の似顔絵付きの寄せ書きと千羽鶴を父の愛徳さんに託した。スケート少年団の団員でもある三品颯樹児童会長(6年)は「メダルを期待しています」と話した。
愛徳さんは、高木選手が出場する女子1500メートルは現地で応援する予定で「みんなの思いを伝えたい。菜那は小さな体だが、頑張って夢をかなえた。みんなも夢を持ってスポーツなどに励んでほしい」と話していた。(佐藤いづみ)