シマウマのロック死ぬ 18歳 おびひろ動物園
おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、高橋利夫園長)は5日、飼育中だったチャップマンシマウマのロック(雄、18歳)が死んだと発表した。同園で生まれ育ち、縞模様で子供たちに親しまれた人気者の死を悼んでいる。
ロックは1995年6月、同園生まれ。同園によると、今月1日未明に立てなくなっているのを巡回中の警備員が発見、痛み止めなどを投与していた。同5日午後5時すぎ、飼育員が目を離した15分ほどの間に、シマウマ舎内で死んでいるのが確認された。同園は解剖による死因を、獣舎内での転倒による後ろ脚両大腿骨の骨折としている。
ロックは昨年9月に左後ろ脚にすり傷や出血などが見られたが、1月31日までは連日、日中に屋外に出るなど回復していたという。7年間飼育を担当した井上文男さんは「おびひろ動物園ではおなじみの存在だったので非常に残念」と話している。
同園のチャップマンシマウマは、ロックの妹のシャンティー(雌、12歳)の1頭となった。(原山知寿子)