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食育の拠点 ふれあい交流館

ふれあい交流館の調理加工室を利用して作ったケーキを見せてくれた利用者

 「ふれあい交流館」(音更町希望が丘5)は、農産物の加工体験などを通して町民の地元食材への理解促進を図っている施設で、音更の食育の拠点だ。今後は人気の加工体験に加えて、地元産食材を使ったメニューを紹介する料理教室を開き、食の観点から健康づくりを推進する考えだ。

 同館は地産地消の発信、異世代間、都市と農村の交流の場として1998年に開館した。調理加工室を利用して豆腐やケーキの手作りもできるほか、隣接する農場では子供向けに農作業体験も行っている。親子、成人向けの加工体験は月1回行われ、料理を作るだけではなく、実際に麦から小麦粉になる製粉の様子なども見せて、食べ物が口に入るまでの一連の流れを教えている。

 町は、町民の平均寿命が長いことから、高齢者の経験や知識が生かされた昔ながらの料理に注目。町経済部・同館の大森洋臣係長は「昔の人は地元の食材を工夫して取っており、今も元気に過ごしている」と伝統的な料理に健康づくりヒントがあるとする。

 和食の料理教室を開く考えで、大森係長は「お年寄りの知識、経験が生かされた料理を知る機会をつくり、町民の健康増進にもつながれば」と話している。(伊藤亮太)

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