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「石倉家」レストランからカフェに 清水・御影

リニューアルオープンする「カフェ いしぐらや」の池田さん、菅野さん(右から)

 【清水】農協の倉庫として使われていた石倉を改装し、2011年12月にオープンしたレストラン「石倉家」(町御影本通1)が、2周年を機に「カフェ いしぐらや」(池田優子チーフ)として24日にリニューアルオープンする。新店舗は女性2人による「シンプルに 丁寧に」をコンセプトに、より地域に根差したカフェとして生まれ変わる。

 同店は、築80年以上が経過した石倉を生かした外観などの雰囲気や十勝若牛のステーキなどで管内外から客が訪れるなど人気店。

 リニューアル後は主に調理を担当する池田優子さん(43)と、菓子製造を担当する菅野麻衣子さん(31)の2人が店を切り盛りする。池田さんは7年前に横浜市から御影に移住し、移動販売車「ひまわり号」でイベント会場などで飲食を提供してきた。菅野さんは島根県生まれで札幌市の高校、酪農学園大(江別市)を卒業後、「地域の食材を生かして加工する仕事がしたい」とチーズづくりに興味を持って十勝に移住。小麦など十勝産素材の豊かさを再確認し、菓子作りを行うようになったという。

 ランチメニューとして、十勝若牛のローストビーフ、サラダ、パスタ、ミニケーキ2種とコーヒーがセットとなったランチプレート(1050円、1日20食限定)、清水産小麦「はるきらり」の生麺で作る「十勝若牛のミートソース」をはじめ、十勝産小麦や共働学舎(新得)のチーズを使った2種類の「オリジナルピザ」などを提供する。

 また、スイーツは地元産素材を使ったチーズケーキやショコラケーキなどのケーキ(300円から)やパフェ、クッキーなどの焼き菓子も提供する。しばらくはメニュー数を限定するが、徐々に種類を増やす。

 同店でこれまで提供していた「十勝清水牛玉ステーキ丼」(980円)も1日5食限定で提供を続けるほか、リニューアル前のメーンメニューだった若牛のステーキも事前予約があれば受け付ける。2人は「地域の人が気軽に来店できる店にしていきたい」と話している。

 営業時間は午前11時~午後5時。3月までは月・火定休。問い合わせは同店(0156・63・2818)へ。(大谷健人)

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