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雪不足で規模縮小 おびひろ氷まつり

 「第51回おびひろ氷まつり」(31日~2月2日、帯広のまつり推進委員会主催)が、今冬の異例の雪不足のため、雪像の大きさなど規模を縮小して開催することになった。同委員会が10日午前9時半から関係者を集めた制作者会議を現地で開き、方針を固めた。当初、12日に予定していた雪の搬入作業も19日に変更する。氷まつり実行委員会(火ノ川好信実行委員長)によると「過去50年以上にわたる歴史の中で、(雪不足による)ここまでの大規模な縮小は初めて」という。

 会議にはメーンの大雪像を担当する陸上自衛隊第5旅団第4普通科連隊の大雪像製作隊や十勝毎日新聞社、帯広青年会議所のメンバーなどが出席。各団体合わせて10トントラック450台分の雪を必要としていたが、急きょ100台分に変更。雪像の大きさの縮小や氷を代用するなどで対処する。また、市民氷雪像の縮小はなく、予定通り行う。火ノ川実行委員長は「なるべく雪を利用しなくて済むよう内容を工夫していく。市民が楽しめるイベントを開催できるよう、準備を進めたい」と話している。

 帯広測候所によると、12、13日は雪の予報だが、多くの降雪は見込めない。今後も、例年に比べ晴れの日が多くなる見通しだという。(高津祐也)

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