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午年の正月開催、ばんえい競馬好調な滑り出し

全国から多くのファンが詰め掛けた帯広記念(2日、帯広競馬場)

 ばんえい十勝の正月開催が1日から帯広競馬場で開幕し、1、2の両日の入場者数は前年比35・6%増の5788人。馬券の売り上げも好調で、年間通じて最高売り上げを誇る重賞レース「帯広記念」(BG1)が行われた2日は、今年度最高となる約1億6860万円(前年比12・12%増)を記録するなど、干支(えと)の午(うま)年にふさわしい滑り出しとなった。正月開催は6日まで。

 初日は午前10時半の開門と同時に150人以上の来場者が詰め掛け、帯広平原太鼓の勇壮な演奏で出迎えた。第1レース発走前には騎手や関係者が整列、米沢則寿市長が「売り上げは前年同期を8%上回る形で順調に推移している。今年も皆さんに世界で唯一のばんえいの魅力を発信していきたい」とあいさつした。

 2日は同競馬場正門前の駐車場が満車となる盛況ぶりで、同日夕の「帯広記念」は全国各地の競馬場など85カ所で馬券を販売。同重賞だけで5354万500円(前年比6・6%増)の売り上げを記録した。

 また、場内では調教師らが雑煮やぜんざいを振る舞った他、十勝産牛肉や十勝ワインなどが当たる抽選会などの正月恒例行事も好評を博した。市ばんえい振興室の田中敬二室長は「昨年の暮れから順調に馬券の売り上げが伸びている。午年だけに例年以上に白熱したレースを全国のファンに楽しんでもらえれば」と話していた。(小縣大輝)

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