22―2121この1年(4)「帯大谷甲子園初出場」
社会部・岡部彰広
地域を一つにした熱闘、宣誓
八回表が終わり、1点のリード。北北海道大会で聞き慣れた帯広大谷高校の校歌を、また耳にできるものと信じていた。120キロに満たない球速で勝負する佐藤和真選手(2年)をたたえる原稿も、頭の中で出来上がりつつあった。
8月10日、高校野球の第95回全国選手権第3日。春夏を通じて初出場の帯大谷は1回戦で古豪・福井商に挑んだ。熱...
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