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帯西陵の石原、女子バレー道選抜選手に 十勝から唯一

都道府県中学バレーの道選抜に管内から唯一選ばれた石原清乃(左)。高さを生かしたプレーでチームに貢献するつもりだ。右は帯西陵中の根岸邦昌監督

 バレーボールの第27回全国都道府県中学大会(26日から3日間、大阪・ボディメーカーコロシアム)に出場する女子の北海道選抜に、十勝から唯一、帯西陵の石原清乃(3年)が選ばれた。「高さで勝負したい」と話すように、チーム一の173センチの長身と高い運動能力を生かしたプレーで勝利に貢献するつもりだ。管内から男子の選出はなかった。(岡部彰広)。

 石原は帯西陵のセンターエースとしてチームをけん引。3月の道中学生優秀選手選抜大会では、帯広選抜のレギュラーとして8強入りに導いた。道選抜には2度の合宿を経て、50人ほどの候補の中から最終12人のメンバーに選ばれた。

 3人きょうだいの末っ子。姉の瑞己さん(芽室高1年)の影響で小学3年からバレーを始めた。中学では2年生からレギュラーとして活躍。3年間で身長が15センチ伸びるとともに、スパイクの威力が増し、動きのスピードも付いてきた。現在も「1日でもボールに触らずにはいられない」と話すように、学校の練習に参加する根っからのバレー好き。後輩たちの励みになるなど、部活動に好影響も与えている。

 学校以外での努力も惜しまなかった。自宅では帰宅後や食事の後など、暇さえあれば天井を目指してジャンプの練習。腕の力を付けようと、壁を支えにした倒立をするなどトレーニングを重ねた。「スパイクやブロックだけでなく、精神的に追い込まれたときでも強さを見せる選手になりたい」と目を輝かせる。

 指導歴20年以上の帯西陵・根岸邦昌監督にとって、石原は教え子から初の道選抜選手だ。「他校の指導者にも言われるが、アドバイスを素直に聞き入れ、すぐに努力する選手」と、恵まれた体格以外にも伸びる要素があったことを明かす。「東京五輪世代。けがのない体をつくり、より高いレベルで活躍してほしい」と、今回の経験を今後に生かしてくれることを望んでいる。

 石原も「「フォームがきれいな迫田さおり、力強い岩坂名奈、強い木村沙織、背が高くないのに点を取る江端幸子が好き」と日本代表の名を挙げ、将来の自分を夢みる。3人のセンターがいる道選抜の中で、石原は背番号2のレギュラー候補。「相手セッターに振られても、食らいついていきたい」と意気込む。

 大会には開催地代表を含む48チームが出場。3チームずつ16グループに分かれて予選を行い、各上位2チームが決勝トーナメントに進む。道選抜は予選で和歌山、大分と戦う。

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