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10年間の清掃活動に幕 寿・エコフレンズ

今年度集めたリングプルとペットボトルのキャップを前にして、晴れ晴れとした表情で10年間の活動に幕を下ろすメンバー。前列左が山本会長、後列同が中山事務局長

 帯広市内の清掃ボランティア団体「寿・エコフレンズ」(山本武会長、会員8人)が13日、会員の高齢化などを理由に10年間の活動に幕を下ろした。この日、最後となる慰労会が市内の寿会館で行われ、会員たちは「仲間のおかげで続けてこられた」とこれまでの活動を振り返った。

 同団体は市内の老人クラブ「しらかば寿会」会長の中山孝義さん(77)の呼び掛けで2004年5月に発足。中山さんが事務局長を務め、会員たちは毎年5~10月の毎週木曜日に市内の西陵公園(西18南2)に集合し、付近のスーパーや通学のごみ拾いに当たってきた。

 また、リングプルとペットボトルのキャップを回収し、それぞれ帯広市社会福祉協議会の愛情銀行と市内の小・中学校に委託・寄付を行ってきた。発足からの総計はリングプル227・8キロ(今年度は31・7キロ)、キャップ57・5キロ(同16・4キロ)に上る。今年4月には市老人クラブ連合会(鈴木敏市会長)から活動の功績をたたえられ、表彰を受けた。

 これまで年間26回にも上る活動を10年間行ってきたが、会員の平均年齢は79歳になった。団体の活動に一区切りつけ、個人で活動を続けていくことした。

 慰労会には、会員全員が参加。山本会長が「10年間の活動はあっという間だった。ご苦労さまでした」とあいさつし、中山事務局長が「仲間意識が強い団体だった。解散しても、個人的にごみ拾いを続けてほしい」と呼び掛けた。その後、会員たちは料理を囲みながら活動の思い出話に花を咲かせた。(高津祐也)

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