家族連れ続々と おびひろ動物園冬季開園
おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、高橋利夫園長)が1日、冬季開園した。冬の澄み切った青空が広がる下、防寒着姿の家族連れなどが続々と訪れ、ほぼ1カ月ぶりに動物たちと“再会”、夏場とは違う動物園の雰囲気を楽しんだ。
遊具は稼働していないが、アシカなどごく一部を除いて展示。ライオンなど暖房入りの獣舎にいる暖かい地域原産の動物も、久々に屋外に登場、高齢のインドゾウのナナも元気な姿を見せた。
冬季開園では天候や気温、動物の状態に応じて動物の展示を決めるが、穏やかなこの日は予定の全動物がお目見えした。アミメキリンのムサシとリボンは、この日最初のスポットガイドに登場。雪が残る展示スペースをのんびりと動き、餌を平らげる様子に来園者はカメラを向けていた。
一方、寒さが得意のホッキョクグマはおりの中を元気に動き回り、子供たちを喜ばせた。帯広市内から来園した高橋知美さん(35)、柚花ちゃん(2)親子は「夏はよく通ったが冬は初めて。動物はちょっと寒そうだが楽しい」と話していた。
冬季開園の期間は来年2月23日までの毎週土、日、祝日で、午前11時~午後2時(年末年始を除く)。(原山知寿子)