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軟式野球U15アジア選手権、道選抜に帯大空から3人

JAPANのユニホームに身を包み、活躍を誓う帯大空の3選手。左から後藤博希、阿部陽登、佐藤翔弥

 軟式野球の第2回U-15アジア選手権大会(25~28日・台湾)で連覇を狙う北海道選抜の一員として、帯大空中野球部の佐藤翔弥、後藤博希(以上内野手)、阿部陽登(投手)の3年生3人が出場する。十勝からは昨年の第1回大会で優勝に貢献した大場悠平(捕手、当時緑南中3年)に続いての出場。3人は「やるべきことはやってきた。選ばれなかった選手のためにも頑張りたい」と活躍を誓っている。

 同大会には日本からは道選抜と東北選抜の2チームが出場。台湾5チーム、香港、シンガポール、フィリピンと合わせた10チームが2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループ2位までの4チームがトーナメントで争う。道選抜は23日に新千歳空港から台湾に渡り、30日に帰国する。

 3人は、8月の道中学軟式野球連盟旗争奪全道中学大会(富良野市)に十勝地区代表として出場した帯大空の中心選手として活躍したことなどが評価され、道選抜に選ばれた。8月以降、月2回のペースで行われた強化合宿に参加。社会人チームとの練習試合などを通して技術やチームワークを高め、16、17日の最終調整合宿(胆振管内むかわ町)で守備の連携などを確認した。

 道選抜で二塁を守る佐藤は、一塁手や投手への素早いカバーを得意とし、帯大空の二川英史監督は「守備だけでなく、打撃でもしっかりとミートし、左右に打ち分けることができる。足もある」と大舞台での活躍に期待を寄せる。

 遊撃手の後藤は、帯大空で主将を務めた経験を生かしたリーダーシップや、足の速さを生かした安定感ある守備が持ち味で、「守備でチームを引っ張るタイプ」(佐藤、阿部)。

 阿部は130キロを超える速球に加え、カーブやスライダー、フォークボールと球種も多彩。全道中学大会までは制球に波があったが、「合宿を通じてコントロールが良くなってきた」(阿部)。大会では2試合目(25日)の台湾台中國戦で登板が予定されており、完封を目指す。

 道選抜については「守備でリズムをつくる、失点をしないチームを目指してきた」と後藤。「JAPAN」のワッペンが入ったユニホームに、3人は「気が引き締まる。厳しかった合宿の成果を出したい」と意気込んでいる。(宮木宗久)

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