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アマミュージシャン題材に写真展 帯広の荘田精二郎さん 

30年ぶりの個展を開いている荘田さん。チャボの常連ミュージシャンがモデルとなった作品が並ぶ

 スタジオ荘田(帯広市西2南6)代表の荘田精二郎さん(61)の30年ぶりとなる個展「Khaos(顔巣)」が、帯広市内のライブ&パブ「チャボ」(西2南10、東川佳人店長)で開かれている。昨年9月に亡くなった前店主の佐藤寿夫さんが目をかけていた同店に通うアマチュアミュージシャンら18人をモノクロで写し出した。佐藤さんへの追悼の個展でもあり、荘田さんは「人間という被写体ほど面白いものはない」と、今後の制作活動に意欲を見せている。30日まで。

 荘田さんは東京の写真専門学院でカメラの基礎を学び、24歳で帯広市内に同スタジオを開いた。市内の写真家荘田喜與志さんは親戚に当たる。写真館で経験を積んだ40代後半のとき、写真館を経営する前の20代のころに自らが写した「生業以外の写真」(荘田さん)を目にし、そのころの写真の方がはるかにいいと刺激を受けた。以来、写真館の仕事以外の自分の作品づくりを始めた。

 東川店長から30年ぶりとなる写真展の開催を持ち掛けられた荘田さんは「カオス(混沌)というテーマが浮かび、構図が浮かんだ」と語る。楽器を持たず、着慣れたTシャツ1枚の姿でカメラに向かうミュージシャンを通して「生きているということはカオスの中にいること」を表現した。

 東川店長は「チャボ(佐藤さん)にいい贈り物ができた。ここでやる意味がある写真展」と喜ぶ。営業時間は午後7時~翌午前1時。最終日には「ブルース・セッション・デー」と銘打ち、パーティーが開かれる。(澤村真理子)

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