3700人が晩秋の帯広疾走 フードバレーマラソン
2013フードバレーとかちマラソン(実行委主催、十勝毎日新聞社など共催)が4日午前、帯広市内で開かれた。ハーフ(21・0975キロ)、5キロ、2・5キロの各部門に全国から4092人のランナーがエントリーし、3761人が出走した。上位入賞や自己ベストを目指して全力で走る人、大会の雰囲気を楽しみながら走る人など、思い思いのスタイルで秋晴れの十勝野を駆け抜けた。
ハーフ男子は福島弦太さん(29)=第4普通科連隊第3中隊帯広=、同女子は浅沼志保さん(40)=釧路市=がそれぞれ優勝した。
午前9時の号砲でハーフのランナーが藤丸前をスタート。白樺通を西進、中島通、栄通を南進して帯広の森運動公園で折り返し、ゴールの中央公園を目指した。同15分に5キロ、同25分に2・5キロがそれぞれ出発した。スタート時点の帯広の気温は7・9度と肌寒かったものの、快晴で風も穏やかなマラソン日和。ランナーの精一杯の走りに、沿道からは盛んな声援が送られた。
アトランタ五輪代表で北海道マラソン3度優勝の千葉真子さんがゲストランナーで登場。持ち前の笑顔で沿道の応援に応えながらハーフを走った。昨年に引き続きプロサッカーの元コンサドーレ札幌、曽田雄志さんもゲストとして2・5キロに出場した。
大会は帯広市開拓130年・市制施行80年を記念し、昨年初開催。帯広市街を舞台としたハーフマラソンは初めて。マラソン人気の高まりを背景に、今年のエントリー数は昨年を約800人上回った。
(丹羽恭太)