編集余録「小麦畑から」 2013/07/29 14:00 〈こちらからも野火を放てばよろこびて火はわが拓地一帯に燃ゆ〉。野原水嶺の歌集「本籍地」より引いた。目を閉じると激しく立ち上がる炎。耳を澄ますとパチパチと燃える枯れ草の音。〈よろこび〉は家族たちの... ●この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。