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帝北自動車60周年 迅速供給が強みの地域部品商~先読み新年号

河原哲也(かわはら・てつや)社長(57)
 昭和から平成、令和と、日本の自動車産業は目まぐるしい変化を続ける中、部品・機械工具卸商社として成長してきたのが「帝北自動車」です。同社を率いる河原哲也社長(57)は、32歳の若さで父からバトンを受け取り、「エンジンのついた乗り物なら何でも守備範囲」と語る通り、時代の潮流に寄り添うサービスを追求してきました。現在は帯広市内だけでなく、根室管内中標津町や釧路市にも営業所を展開し、道東一円の自動車のアフターマーケットを支えています。

 2035年までに、国がすべての新車を電動化する方針を示す中、同社はその変化を見据えていち早く設備投資を実施。タイヤや部品の保管量を拡充する新倉庫の建設や入出庫管理のデジタル化に着手し、取引先のニーズに応えています。「車が欠かせない十勝の土地柄に支えられ、地域の産業と共に60周年を迎えることができました」と河原社長は地域への感謝を語ります。

 また、変化に対応するため、若手人材の育成にも注力。特に高度な知識が求められる業界だけに、戦略的な人材育成が重要です。河原社長は「ここ数年は新卒採用を積極的に行い、今年度は4人の新入社員が内定しています」と述べ、全社を挙げた社員研修にも力を入れています。

 さらに、職場環境の改善も進行中。時間外対応に留守番電話の導入を行い、今年度からは第2土曜日に加え、第4土曜日を全休にしました。働きやすさと働きがいの両立を目指し、次なる進化を見据えた取り組みを続けています。


帝北自動車60周年 迅速供給が強みの地域部品商~先読み新年号


エレベーター付きの本社倉庫。タイヤや部品などが保管されている

■沿革■
1965年 帝北商会として創業
  68年 法人化して社名を帝北自動車(株)とする
  84年 中標津営業所を開設
  85年 釧路営業所を開設
  92年 帯広団地営業所を開設
  97年 帯広団地営業所とテックファクトリー(工場)を新築
2013年 本社倉庫新築・本社屋改装
  18年 研修センターを開設
  23年 釧路営業所を移転
  24年 中標津営業所を改装

■概要■
本社 帯広市大通南3ノ13
資本金 1000万円
従業員 42人
年商 18億1000万円(2023年12月期)

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