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加藤薬局100周年 地域の健康相談薬局を目指す~先読み新年号

加藤維利(かとう・ただよし)社長(72)
 加藤薬局は、現社長の祖父・加藤用仁氏が1925年に「加藤安全堂」として帯広で創業しました。後に「加藤晴久商店」に屋号を変えて薬・化粧品・石けんなどを販売し、今年で100周年を迎えます。

 2代目加藤一夫氏は、戦後に薬剤師の資格を取得し、50年に加藤薬局を立ち上げ、「街の薬局」として漢方薬を中心に地域医療を支えました。

 3代目の加藤維利氏(72)は、病院薬剤師として10年以上の経験を積んだ後、88年にとかち病院(現在は閉院)の門前薬局として緑西加藤調剤薬局をスタート。これが加藤薬局の第二創業期の幕開けとなりました。

 98年に2店舗目となる店舗を開局し、多店舗展開にかじを切りました。「正確」「安全」「お待たせしない」「圧倒的なサービスの追求」「成長」という五つの理念を掲げ、現在では帯広市内に7店舗を展開。薬の無料宅配、地域包括ケアシステムへの参画、高齢者施設や在宅医療にも力を入れています。また、健康サポート薬局や地域連携薬局、専門医療機関連携薬局の認定を取得しました。

 さらに、「お薬相談」「健康相談」「栄養相談」「介護相談」の四つの柱を軸に、健康フェアや体操教室の開催、薬剤師の出前講座など地域貢献活動をさらに強化しています。「医療と介護の橋渡し役となり、さらには地域の健康相談薬局としてコミュニティ拠点の役割を果たしていきたい」と維利氏は、次の100年に向けてさらなる飛躍を誓っています。


加藤薬局100周年 地域の健康相談薬局を目指す~先読み新年号


創業の地(帯広市大通南15)で営業する加藤薬局(漢方販売)

■沿革■
1925年 初代加藤用仁(ようにん)氏が加藤安全堂を創業。間もなく加藤晴久商店に屋号を変える。薬・化粧品・石けんなどの販売のため、自転車ゼブラ号にて行商を行う
  50年 2代目 加藤一夫氏が(有)加藤薬局を立ち上げ、「町の薬局」として進化
  88年 (株)緑西加藤調剤薬局設立。緑西店を開局し多店舗展開へ
2011年 (株)薬創を設立
  12年 在宅業務を開始
  23年 調剤薬局6店舗、一般薬局1店舗、居宅介護支援事業所1カ所を運営

■概要■
本社 帯広市西18南4ノ15
資本金 1000万円
従業員 46人(グループ内58人)

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