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ちえん 小田桐秀敏社長~2024トップインタビュー

不動産の総合窓口目指す
コンテナの賃貸 新規事業が好調
 十勝・帯広の賃貸仲介管理の先駆けとして創業し、今年で38年を迎えます。不動産業界を取り巻く環境は少子高齢化、建築資材の高騰など厳しい状況ではありますが、「現状維持は後退である」という信念のもと、不動産に関する全部のことを任せていただけるように社員一同努力します。

 昨年は、海外から取り寄せたコンテナをレンタルする新規事業が好調でした。間口の狭さなど使いづらかった所有物件の有効活用として、市内3カ所に設置。35件中既に9割が埋まっており、来年も2棟設置が決まっています。アパートマンションに住んでいる方の物置、冬期間のオートバイの保管庫、大工さんの商売道具の置き場など、多様なニーズがありました。

 当社は、創業者の伊藤勝氏が1986年、まだ入居者と大家との直接取引が主流だった十勝で賃貸仲介を始めました。以降、「地域のご縁を大切に」をモットーに、信頼関係を地道に築き、「賃貸物件はちえん」と認知されるようになりました。世界的な不動産チェーン「ERA」、「イエステーション」に加盟して、総合的な不動産業として歩んでいます。

宅建取引士12人 きめ細かな管理
 宅地建物取引士の資格者は私を含めて12人います。損保募集人など不動産管理に関係した資格取得にも積極的です。売り土地、中古住宅の仲介・買い取り、新築住宅、リフォーム、引っ越し作業の手配まで、ワンストップの窓口を目指しています。差別化として取り組んでいるのが、きめ細かな賃貸物件の管理です。共用部分の清掃や、24時間体制で住んでいる人の緊急連絡にも対応しています。

 資格を持つ専門社員による、建物状況調査(インスペクション)を確実に実施して、お客さまへの情報提供、リフォームにつなげています。保証人がいないなど住宅入居が困難な方を支援する地元NPO法人と連携を進めて、所有物件の入居率を上げるだけではなく、地域課題の解決にもつなげていきます。

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