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ばんえい記念制した名馬ホクショウマサル死ぬ 地方競馬記録の31連勝

ばんえい記念で初優勝を飾ったホクショウマサル(2021年3月)

 ばんえい十勝(帯広市主催)は3日、同競馬のホクショウマサル号(牡10歳、坂本東一調教師、馬主は空知管内由仁町の井内紀子さん、生産者は豊頃町の門志美さん)が2日に死んだと発表した。

 ホクショウマサルは2011年5月5日生まれ。昨年、地方競馬の公式最多連勝記録となる31連勝の快挙を果たした。

 重賞でも14年のイレネー記念(BG1)とばんえいダービー(同)、今年3月開催の20年度「ばんえい記念」(同)と通算3勝を挙げるなど、大一番での強さを見せた。通算成績は125戦48勝。

 16~18年に、競走能力に大きな支障となる喘鳴(ぜんめい)症(通称・のど鳴り)で手術を受け、長期休養。18年7月の復帰後から昨年3月まで、連勝を重ねていた。

 春先から体調を崩し、長期療養をしていたものの、容態が変わって死亡したという。坂本調教師は「今年も昨年以上に活躍すると思っていましたので、残念でなりません」とコメントを出した。(大木祐介)

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