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池田高吹奏楽部 22年ぶり道大会へ 気持ち一つに 力出し切る

22年ぶりに道コンクール出場を決めた池田高吹奏楽部の2年生7人。左から2人目が伊賀部長

 【池田】池田高校吹奏楽部(顧問・吉川和孝教諭、伊賀小梅部長、部員8人)の2年生7人が今月、道アンサンブルコンクールに帯広地区代表として出場する。同部が道コンクールに出場するのは1999年2月以来22年ぶり。

 同部は、昨年12月の定期演奏会を最後に3年生4人が引退し、現在は2年生7人、1年生1人。1月の帯広地区コンテスト(帯広吹奏楽連盟など主催)は2年生で臨み、金賞に輝いた。吉川教諭(53)は「一人一人の演奏技術が高い代なので、全道大会を経てどのように成長してくれるのか楽しみ」と目を細める。

 道コンクールには、地区コンテストと同じメンバー(フルート=高橋つぐみさん、クラリネット=伊賀小梅さん、トランペット=秋保真白さん、トロンボーン=小原稜音さん、ホルン=服部莉奈さん、バリトンサックス=佐藤和音さん、パーカッション=圓佛尚樹さん)で出場する。

池田高吹奏楽部顧問の吉川教諭

 演奏曲は「マカームダンス~7人のフレキシブルアンサンブルのために」(片岡寛晶作曲)を5分以内にアレンジした。伊賀部長は「気持ちを一つにして演奏したい」と力を込める。

 同部が道コンクールに出場するのは、第30回道アンサンブルコンクール(道吹奏楽連盟など主催、札幌コンサートホールキタラ)以来。当時は金管八重奏で出場し、「フローレンティナマーチ」(フチック作曲)を演奏した。

 池田町在住で83~2006年に吹奏楽部顧問だった元教諭の平三也さん(75)は「今も昔も部員たちの吹奏楽に懸ける情熱は変わらない。生徒らの強い思いがよい結果をたぐり寄せる」とエールを送る。

 今年の道コンクールは21日に札幌市内のカナモトホールで開催予定だったが、新型コロナの影響で取りやめとなり、各校が演奏を動画撮影したものを審査する。伊賀部長は「下を向かず、自分たちの持てる力を出し切りたい」と闘志を燃やしている。(内形勝也)

 ◇ ◇ ◇

 第52回帯広地区アンサンブルコンテストは1月17日、市民文化ホールで開かれた。道大会に出場するその他の団体は次の通り。

▽小学校の部=音更ジュニアブラスバンド(打楽器四重奏)
▽中学校の部=翔陽(木管八重奏)第五(クラリネット四重奏)芽室(金管五重奏)
▽高校の部=帯広南商(木管三重奏)
▽職場一般の部=六花亭ドルチェアンサンブル(金管六重奏)

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