サプライズ花火 大輪が夜空を彩る 十勝の夏プロジェクト
【音更】新型コロナウイルスの収束への願いを込め、13日夜に十勝川温泉の河川敷で打ち上げられた「みんなで彩る十勝の夏プロジェクト サプライズ花火」(十勝毎日新聞社主催)。人の密集を避けるため事前告知はなかったが、約1000発の大輪が夜空を彩り、宿泊客らを元気づけた。
勝毎花火大会や各種祭りが中止となった十勝の夏を、前向きに明るく過ごせるようにと企画。午後7時50分から6分間にわたり、赤や青、オレンジなど色とりどりの大輪の花が周囲を明るく包み込んだ。
温泉街では、打ち上げ直前に館内放送で知らされた宿泊客らが、川面を照らす思わぬプレゼントを楽しんだ。十勝川温泉第一ホテルのテラス席で息子と観覧した小樽市の前山千春さんは「今年は花火が見られると思わなかったので感動しました」。札幌市から家族4人で旅行中の小学6年牛嶋颯志さんは「見たことがない花火もあってきれいだった。サプライズはうれしい」と喜んだ。(高田晃太郎)