MOMO5号機 あす13日打ち上げ
【大樹】大樹町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は12日、町浜大樹の実験場から観測ロケット「MOMO(モモ)」5号機を13日に打ち上げると発表した。時間帯は午前11時~午後0時20分、午後4時5分~同5時50分で設定。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、見学場は閉鎖し、完全無観客とする。ISTは当日の来町自粛を強く呼び掛けている。
5号機は全長10メートル、直径50センチで推進剤にエタノールと液体酸素を使用。昨年5月4日に国内の民間開発ロケットとしては初めて宇宙空間(高度100キロ)に到達した3号機に続く快挙を目指す。
当初は年末年始に打ち上げを予定していたが、電子機器の不具合で延期。5月の打ち上げは新型コロナの影響を考慮した町からの延期要請を受け入れていた。
打ち上げ日は立ち入り制限区域を設け、ISTが周辺のパトロールも行う。打ち上げの様子は動画サイトのユーチューブや帯広シティーケーブル(OCTV)、十勝毎日新聞電子版などで生中継する。(松村智裕)