再会の笑顔そこかしこ お盆帰省ラッシュ始まる
お盆を古里の十勝で過ごす人たちの帰省ラッシュが10日に始まり、帯広に到着する空の便やバスは混雑している。帯広方面に向かう交通機関の混雑は13日まで続く。
とかち帯広空港では10日午前、東京発の2便が帯広に到着。空港の出入り口付近では、到着を待つ家族の姿が大勢見られた。
東京から来た藤井悦夫さん(65)、美代子さん(60)夫婦は午前9時半着のJAL573便で来帯。帯広に住む娘の松村里沙さん(31)、娘の夫の達矢さん(34)、孫の春希ちゃん(1)が出迎えた。美代子さんは「とにかく孫に会うのが楽しみだった」と笑顔、達矢さんは「真鍋庭園の『なつぞら』のロケセットを見に行きたい」と話していた。
JRの特急列車は10日午前、降雨の影響で一部の便が運休になったが、午前11時台の便から通常運行に戻った。帯広方向の混雑は、勝毎花火大会(十勝毎日新聞社主催)が開かれる13日がピークで、道東自動車道の追分-むかわ穂別間の帯広方向は15キロの渋滞が予想されている。
Uターンラッシュは14~16日ごろ。帯広発の空の便が混雑するほか、都市間高速バス「ポテトライナー号」は満席便が多くなっている。(中島佑斗、沖田唯可)