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4号機13日打ち上げ 「高頻度、付加価値に」ISTのMOMO

公開されたMOMO4号機とISTの社員たち。右から3人目が稲川貴大社長(4日午前11時40分ごろ)

 【大樹】町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は4日午前、観測ロケット・MOMO(モモ)4号機の打ち上げ日を13日と発表した。高度100キロ以上の宇宙空間に到達した3号機の打ち上げ(5月4日)から約2カ月で連続成功を目指す。延期した場合の予備日は14、20、27、28の4日間とした。

 町多目的航空公園内の町宇宙交流センターSORAで記者会見を開いた。稲川社長は「高頻度で打ち上げることで宇宙への輸送サービスとして付加価値を付ける。4号機の成功でスピード感、実績を積み上げ、商業化へ向かいたい」と述べた。

 13日は午前11時5分~午後0時半に町浜大樹の実験場から打ち上げる。天候や機体の状況などによって、午後4時20分~同5時20分の夕方にずらす。

 14日は朝(午前5時15分~同8時)、昼、夕の3つの時間帯で打ち上げを想定する。20日、27日、28日の時間帯は未定。

 前回に続き高知工科大の超低周波音観測装置のほか、宇宙から飛ばす折り紙飛行機3機、町産チーズを使ったチーズハンバーガー、高級コーヒー豆、特殊素材の眼鏡、縫いぐるみを搭載。蒸留した日本酒を燃料のエタノールに混ぜるなど七つのミッションを行う。

 打ち上げ日は同公園で観覧イベント「スペースフェスタ」(実行委員会主催)が開かれる。13、14日のみ。

 4号機は3号機と同じ機体(長さ10メートル、直径50センチ)で、液体燃料を使用する。3号機は高度113・4キロまで達し、民間単独開発のロケットとしては国内初の宇宙空間到達を果たした。(松村智裕)

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