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「4号機」年内打ち上げへ着々 IST「MOMO」開発 大樹

開発が進むMOMO4号機(12日午前10時ごろ、新井拓海撮影)

 【大樹】町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)による観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機の開発が、順調に進んでいる。宇宙空間(高度100キロ以上)に到達した3号機の後継機で、打ち上げは年内の早い時期を予定している。同社は「3号機と同一の機体を作り、同一の結果を得られるかがポイント。成功すれば量産化への大きな一歩となる」と話している。

 3号機は5月4日に町内で打ち上げられ、最大高度113・4キロを計測。国内の民間企業が単独開発したロケットとして、初めて宇宙空間に到達した。4号機は全長約10メートル、直径50センチで、3号機から大きさの変更や大幅な改良点はない。

 ISTは3号機の打ち上げ後、データ解析を進めながら4号機の開発に着手。今月初めに機体構造の組み立て作業を完了し、配管の組み込みを進めていた。12日からIST東京事務所が開発した電子機器を搭載する作業を行っている。電子機器は3号機のデータ分析を反映し、ソフトウエアの一部を修正した。

 3号機に続いて機体開発を統括するプロジェクトマネジャーの植松千春さん(25)は、「開発はちょうど折り返し地点を過ぎたぐらい。ロケットの継続的な打ち上げに向けて、4号機は重要な役割を担う」と話している。(松村智裕)

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