電力復旧で繁華街にも人
胆振東部地震に伴う大規模停電が十勝管内の全域で解消され、帯広市内の繁華街は8日夜、地震から丸2日ぶりに酔客でにぎわった。
市内の飲食店は大規模停電が発生した6日以降、ほとんどが臨時休業していたが、7日夜から順次電力が回復し、8日から多くの飲食店が営業を再開した。
うまいもん通り内の居酒屋「あぶり屋 初味」(西2南10)は、かまぼこやウインナーなど一部の食材は不足しているものの、近くのスーパーで肉や野菜を仕入れて営業にこぎつけた。上野山由美子店主は「開けて本当にほっとした」と喜び、来店客を迎えていた。
店内で演奏ができる「HeatWave」(大通南7)では常連客が音楽に合わせて踊り、来店客の誕生日を生演奏で祝ういつもの光景が見られた。能戸志保店長は「復旧して改めて電気があっての営業なのだと思った。まだ再開していない店も早く正常化し、互いに街中をにぎやかにしたい」と元気に話していた。(橋枝和宏)