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電量、平時の2割削減で計画停電回避を 道災害対策本部

 【札幌】胆振東部地震による北海道災害対策本部(本部長・高橋はるみ知事)の第5回本部員会議が9日午後5時半から、道庁で開かれた。計画停電の回避のため、平常時の2割程度の節電に向け、取り組みを進めていくことなどを確認した。

 北電は9日午後3時現在の停電戸数は胆振管内の厚真町、安平町、むかわ町の445戸で、むかわ町の40戸は午後8時頃までに復旧する見込みであることを報告。厳しい電力需給状況であるとし、「最大限の節電をお願いしたい」とした。

 道経済部は平常時の2割の節電に向け、街頭啓発や市町村、関係団体への呼び掛けを実施していると説明した。関係機関による北海道地域電力需給連絡会を10日午前に札幌市内で開催し、各地域でも振興局や市町村、関係団体による連絡会議を10、11日に行い、節電対策に取り組んでいく。

 経済産業省は「午前8時半~午後8時半が節電対策の正念場」とし、高橋知事は「20%の節電に向け、道庁を挙げて取り組んでいく。うまくいかなければ計画停電もありうる。道民にしっかり周知し、実行しなければ」と述べた。

 9日午後5時半現在の人的被害は死者39人、安否不明1人、負傷者661人と報告された。(津田恭平)

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